実験として、一度メモ帳に書き溜めているクイズ論の種を列挙してみます。内容は後から更新して別個埋めます。量がたくさんあるので、解像度低めに粒度を揃えて書く予定です。
然るべき順序で語るべきトピックもあるでしょうが、とりあえずメモ帳の上から順番に並べます。どこから更新するかは気分です。考えておくべきことが多い時世でかないません。
論についてのそもそも論 ——注意事項
一般に「Xについての論Y」とは、以下のようなものと考えます。
- Xについて理解を深めるための一考にすぎない。すなわち、武装としての効力を持たず、誰かにとってのXのありようを肯定/否定する道具にはならない。
- 帰結として、Xの是非や善悪を定義づける必要はない。
- 受け取る側は、賛成/反対/その他の立場を取って自由に受容することができる。
- 発話者によってYの意味内容が変動してはならない。
これらに留意してお読みください。
論片集(リンクが無いものは未更新)
※現時点の記事数は2。気長にお待ちください。
- レリーフ/インタリオ ——パラレル順
- ~したことで有名な、 ——センシティブな有名度表現
- 国鳥である鳥は何でしょう? ——問題文は音声から理解される
- 小池重明が活躍した地である新宿 ——デリバティブ可否
- オムライスの中に隠れているライス ——クイズに必要な謎
- お前……名前があったのか……で? ——事実に見出される面白さ
- 実はカボチャの仲間である、 ——裏切り表現
- つまり約3.26光年を1とする、 ——わざわざ言い換える手法
- α星の固有名は何でしょう? ——表現の厳密性
- バンクシーと1対1対応できるワード ——ワード反応の限界線
- アイルランドの作曲家/ ——クイズ的準備と問題点
- コルテスとピサロ、先に征服したのは? ——難問と感じる要因
- 四里の道は長かった。 ——書き出し出題価値
- 絶対に正解出ないと思ったんですが…… ——満点阻止問題
- 鎮咳薬の効能は? ——音声情報に立脚した問題
- 通常は6~8週間/ ——勘押しヒューリスティクス
- 『アテナイの学堂』に描かれている人物は何人? ——芸術作品と数値情報
- 表彰台の2位は向かって左右どちら? ——潜在的な認識を問う
- サルスベリ、ムカデ、モズ ——知っているかどうかをチェックする効果
- 歌舞伎十八番を五十音順に並べたとき、 ——ソートの意義
- 岸和田とフィーエルヤッペン ——繰り返し出題による掘削
- SCPの番号を記憶する ——コア情報のありか
- 学校で習ったものはすべて懐かしい ——ナチュラル知識ゲーム
- ノン・ルフールマン原則原則 ——名前のカッコ良さ
- ゴーティエって誰? ——ファミリーネーム原則の問題点
- 科学史……うーん、パスツールでいっか…… ——ジャンルバランスの構造的罠
- 「みよちゃん」ではないので注意 ——クイズ知識汚染
- これってトリビアになりませんか? ——新作な文頭で押せるということ
- ビタミンB1を主/ ——脱・洞窟のイドラ
- 論にもいろいろありますが、 ——裏をかくマーカー
- 大意○ vs. キーワード○ ——言語化の解像度
- 島本理生の小説のタイトルにもなっている、/ ——弱い事実上の一択
- ウルグアイの作曲家/ ——強い事実上の一択
- 大仏と緑青 ——意外性の感度
- 別名をマガリャネス海峡という、 ——言い換えに値する情報
- 油断大敵、唯一の四字熟語 ——知識検索問題
- モネダ宮殿はなぜベタ化したか ——頭に焼き付く知識
- まさかそれをクイズで訊いてくれるとは ——出題範囲のアバンチュール
- ゆで卵の殻を剥きながら ——身体知を問えるか
- だいたいで○ ——フランクな表現の長所と短所
- 全然知らないアーティストを作問する ——無知の知と探索
- 西暦2000年/平成12年 ——元号による年表記
- 問題文だけで分かったわ ——ビジュアルクイズの一長一短
- 中でも、特に ——備えるべきホスピタリティ